目標/特色

人文学研究科 障害心理学専攻(修士課程)
School of Humanities, Psychology of Disorders and Disabilities
発達障害学領域・心理臨床学領域

大学・大学院沿革

1997年 九州ルーテル学院大学人文学部人文学科 開学
1999年 付属心理臨床センター 開設
2004年 人文学科、心理臨床学科の2学科体制に改編
2006年 大学院人文学研究科 障害心理学専攻(修士課程)開設
2014年 付属心理臨床センター内に「こころとそだちの臨床研究所」開設
2015年 同研究所を大学付属施設として改編

支援のニーズ

  1. 発達障害(自閉スペクトラム症/ASD、学習症/LD、注意欠如多動症/ADHD)に対する生涯にわたる支援が法的に義務付けられております。
  2. 発達障がい児者の乳幼児期のスクリーニング、学齢期の個別支援、卒業後の就労支援など、ライフステージに沿った支援が急務です。
  3. 教育現場では、不登校、いじめ、神経症など適応困難を呈する児童生徒が急増しております。その背景に発達障害が絡むケースも少なくありません。
  4. 少子高齢化、国際化、情報化が急激に進行する中で、ひきこもり、自殺など、さまざまな心身の病がまん延しています。

人材育成目標

  1. 発達障がいのリスクのある乳幼児の心理査定、就学前までの支援が担当できる人材を育成します。
  2. 発達障がいのある(あるいは疑いのある)幼児児童生徒の特別支援教育ができる人材を育成します。
  3. 発達障がいのある生徒の移行支援・就労支援ができる人材を育成します。
  4. 学校現場で起こる子どものこころの問題に対応するとともに、こうした問題の予防教育のできる人材を育成します。
  5. 医療や福祉などの現場において、さまざまな心理的問題を抱える人たちへの支援ができる人材を育成します。
  6. 学校をはじめとする障がい者を包含する社会において、意識調査や啓発調査等ができる人材を育成します。。

教育課程の特色

  1. 障害について心理学的立場からの教育研究

    障害心理学、障害支援学、医学、生理心理学、臨床心理学、一般心理学にまたがる多様な科目が開講されています。

  2. 多様な授業形態

    昼夜開講制とし、さらに土曜日や休日の開講や夏期・冬期休業期間に集中講義を行い、社会人に対する便宜が図られています。

    月~金(18:00~21:10)
    土曜日(8:40~17:50)

取得可能な資格など

[取得できる資格]

特別支援学校教諭専修免許状

養護学校教諭一種免許状または特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者)(肢体不自由者)(病弱者)を取得している場合に、所定の科目を履修し単位を取得することで申請できます。

[取得をめざす資格]

臨床発達心理士(学会連合資格)

発達支援に関する専門的な技量と実践力を有する者に与えられる資格です。申請の基本条件は以下のとおりです。

  1. 本大学院を修了した臨床発達心理に関する現職者(経験者)の場合、①3年以上の臨床発達心理に関する臨床経験、②指定講習会の受講、③本大学院教員の指導の下に「事例報告書(事例研究論文)」の作成、のすべてを満たすことが条件です。その後、「口述試験」を受験します。
  2. 現職者(経験者)でない者が本大学院を修了する場合、①本大学院教員の指導の下に「200時間以上の臨床実習」を実施、②指定講習会の受講、のすべてを満たすことが条件です。その後、「筆記試験」「口述試験」を受験します。

学位論文タイトル例

田中 英嵩(2013年度)
重度重複障害児と援助者とのコミュニケーションの確立を目指したかかわりの試み

−A児の事例から−

織田佐智子(2014年度)
私立高等学校における特別支援教育の体制整備の充実に関する研究

−A私立高等学校の取り組み実践を通して−

橋本 浩美(2014年度)
自閉症スペクトラム障害の子どもを持つ母親の育児におけるポジティブ感情について

−「嬉しい実のなる木」と自己成長感尺度を用いて−

永野 明子(2015年度) 
障害者就労継続支援A型事業所の支援者を対象とした自己開示グループワークの試行的実践

−ナラティブな職場環境を目指して−

前川いずみ(2015年度)
発達障害のある中高生へのGATBの適用とWISC-IVとの比較

−アセスメントバッテリーとしての有効性の検討−