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おしらせ

心理臨床学科の佐々木順二准教授がろう教育科学会第59回大会(東北宮城大会)で研究発表をしました

  本学会は、聴覚障害教育の分野では国内で最も古い学会です(昭和34[1959]年3月設立)。今年のろう教育科学会第59回大会は、7月29日、30日に東北福祉大学ステーションキャンパス(仙台市)で開催されました。

研究発表のタイトル
 義務就学制実施後の聾教育の目的論と言語指導法の整備
 ー 昭和30年代までの公立校と私立校の比較 ー

 聴覚障害者を教育する特別支援学校(以下、聾学校)が、どのような教育目的を掲げ、その実現のためにどのような取り組みをしてきたのかを、文献研究によって調べています。
 戦後のわが国の聾学校は、聴者とのコミュニケーション能力、読み書きの力、そして働く力などを育成しようとしてきました。一方、そのための方策では、多くの公立聾学校が採ったものと、私立聾学校とでは違いが生まれました。公立校は、通常の学校から相対的に独立した幼稚部から高等部・専攻科までの一貫教育の完成に向かうのに対して、私立校は、高等部段階からは通常の学校へ進学することをめざして、中学部までの教育を行う学校となっていきます。
 このテーマは、障がいのある者とない者が可能な限り共に学ぶ機会を増やしていこうという、今日の特別支援教育に対して、歴史的な視点から示唆を与えてくれるものと考えています。また、公立私立を問わず、聾学校が生み出してきた教育の考え方や方法から、継承すべきものが何かを教えてくれると考えています。
 なお、本研究は、「2017年度九州ルーテル学院大学教育改革・研究奨励制度」の助成金を受けています。

sasaki.jpg                                 2日目シンポジウムの情報保障は、東北福祉大学
         障がい学生サポートチームの学生の皆さんが担当されました