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教育目標

グローバルな視野とボランティア精神を培い、専門に関する基礎を身につけバランスのとれた判断のできる、人間性が豊かで、対人的配慮を有した人材の育成を図ります。

  • 志を高く持ち、継続的に努力する人
  • 確かな倫理感を持ち、社会・文化の向上に貢献する強い意志を有する人
  • 本学の理念と特色を理解し、学ぶ意欲の強い人

学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)

目標とする修得すべき資質・能力

  1. 教育の基本、学校教育や学習指導のあり方を理解し、児童等の多様な教育的ニーズに応じた適切な配慮や指導を行うための知識等を身につけ、一人一人の児童等のよさや可能性を伸ばすことができる。(知識・技能)
  2. 指導に関する基本的な技能を身に付けると共に、児童等の実態を多面的に把握するために、様々な情報を効果的に活用するスキルを生かしながら、適切に児童等を指導することができる。(知識・技能)(思考力・判断力・表現力)
  3. 教育者としての使命・責任を理解し、児童等の将来や社会のために、チーム学校の構成員として他者と協働し、課題の解決に取り組むことができる。(知識・技能)(主体性・多様性・協働性)
  4. 多くの実習やボランティア活動等を通して得られた経験を統合し、地域や児童等の多様な実態に相応しい指導計画を創造し、持続可能な社会の担い手を育成することができる。(思考力・判断力・表現力)(主体性・多様性・協働性)

学位授与条件

卒業に必要な所定の単位を取得し、上記の資質・能力を修得した学生に学位を授与します。

教育課程編成・実施の方針
(カリキュラム・ポリシー)

教育課程編成

  1. 2つの教員免許状カリキュラムの配置と取得

    小学校教諭一種免許状を取得できるカリキュラムの配置を基盤として、これを基礎免許状とした特別支援学校、特別支援学級、通級指導教室の教諭を目指す特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者)(肢体不自由者)(病弱者)を取得できるカリキュラムを配置します。

  2. 4年間を貫く教師力向上のための体験及び実習

    初年次から4年間を通して地域の多様な教育現場を知り、学校教育の実際から指導・支援についての理解を深め、実践力を身に付けるために、地域の学校の協力のもと、さまざまな現場体験や実習(「小学校教育実習」、「特別支援学校教育実習」等)を行う機会を各学年において配置し、小学校及び特別支援学校の教師としての総合的な資質向上を目指します。

  3. 確かな児童理解に基づいた指導力を育成する授業科目

    いじめや不登校等、多様化する教育課題に対応できる実践的指導力を育成するため、児童理解に基づく児童等への指導、キャリア教育及び教育相談等の理論及び実践に関する科目を配置します。

  4. 小学校教師としての指導力を高めるための授業科目の配置の工夫

    各教科について小学校教諭一種免許状に位置づけられた科目を教育実習の授業実践につながるよう初年次から3年次までの教育実習前に関連科目を配置し、教科内容の理解を深めると共に、指導案の作成、模擬授業等により、ICT等を活用した実践的な指導力を高められるようにします。

  5. 多様なニーズの場での特別支援教育が実践できるための科目内容の工夫

    特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者)(肢体不自由者)(病弱者)の科目においては、特別支援学校や特別支援学級における教育だけでなく、通常学級に在籍する特別な支援を必要とする児童等に対する教育が実践できる内容を取り入れます。

  6. 児童教育及び特別支援教育に関する課題の探究と考察

    3年次後期から、学生の希望により担当者を決め、テーマを設定して取り組むゼミ形式の研究活動「特別研究」(3年次後期)及び「卒業研究」(4年次通年)を配置し、児童教育及び特別支援教育に関する課題を探究し考察します。

学修方法

  1. 初年次教育

    初年次には「フレッシュマンゼミ」において、ICTを活用したレポートや図表、プレゼンテーションの作成等の学修の基本やグループワークにおけるコミュニケーション能力を身に付け、将来教壇に立った際の学級づくりのあり方についても学修します。

  2. 基盤教育

    社会の様々な諸課題を多面的に把握できる素地を形成するために、初年次から共通教育科目を積極的に履修し、人間の文化的・社会的活動と社会との関わり、心身の健康、人間の多様性、科学的な考え方に関して学修します。

  3. キャリア教育

    社会人として必要な見識や職務を遂行するために持つべき力を高め、教師という職業を志向する基盤を学修します。また、グループワークやディスカッション等を初年次から積極的に取り入れ、主体的に学び、他者の意見を適切に解釈できる力を育成すると共に、座学による学修と臨床的見地を往還させ、教師の社会的意義を理解します。

  4. 卒業研究

    文献研究、調査・実験研究、事例研究等の実証的な研究手法を用い、人間と社会における多様な現象について自ら立てた問いを探究し、その成果を論文として取りまとめ、発表します。これらを通じて、初年次から4年次までの学修で培った問題認識・解決能力、科学的手法を用いた分析力、論理的思考力、プレゼンテーション能力、他者と協働する力等を身に付けます。

  5. 専門教育

    初年次には学校教育の基礎的理解に関する科目と児童教育の基礎となる小学校教科に関する科目について学修します。2年次には小学校教科の指導法を学び、教育方法等に関する基本的知識を身に付けます。さらに特別な支援を必要とする児童等の心理・生理・病理に関する科目を学び、多様な教育的ニーズに応じた指導・支援についての知識・技能を身に付けます。3年次にはICTの具体的な活用、集団マネジメント力及び教育諸課題への対応等について学びを深めます。さらに、特別な支援を必要とする児童等の教育課程・指導法を学び、特別支援教育の視点に立った指導・支援を展開できる力を身に付け、小学校での教育実習を行います。4年次には特別支援学校での教育実習を通して、個別の教育支援計画等に基づく指導・支援の重要性やその多様な教育方法について学修します。さらに学校現場を知り、小学校・特別支援学校等教師としての資質を高めるため、「教職実践演習」を学びます。
    第一に、特別な支援が必要な児童等に適切な指導・支援ができる教師を養成するために「小学校教諭一種免許状に関する科目と特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者)(肢体不自由者)(病弱者)に関する科目」の履修を推奨します。
    第二に、4年間を通し、地域の小学校または特別支援学校での教育・支援活動に取り組み、日常の授業準備、指導や校務等を含む学校生活の流れや対応について学修します。特に教師が一人一人の児童等の実態を適切に把握し、授業のユニバーサルデザイン化をはじめとする多様な手立てを講じながら教育活動を展開していることを体感・体得します。
    第三に、先進的学校の視察や教育行政担当者等による教育の実際に関する講話等を通して、グローバルな教育現場に対応できる国際理解力や地域の児童教育の実際や教育課題を総合的・客観的に把握する力を身に付けると共に、本学卒業生の現職教員との交流を通して卒業生との縦のつながりを強固にし、ネットワークを構築・活用した教育力を身に付けます。

学修課程・成果の評価

上記の学修方法に基づいた教育における学修過程・成果は、以下のとおり評価します。

  1. 各科目の成績評価:科目の到達目標に照らして学生の学修過程・成果を「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」の観点から評価したものを成績とし、優れた成績に集中しないよう厳格な評価を実施します。
  2. 科目と学位授与方針での修得目標である資質・能力との関係を明示し、履修した科目の成績評価に基づいてその各資質・能力の学修到達度を可視化します。
  3. 本学の修学ポートフォリオで学位授与方針に定めた資質・能力の学修到達度やその他の学修成果記録をもとに、学生が資質・能力を自己評価・点検したり担当教員が面談で履修・学修指導をすることにより、学生の主体的な学びを促します。
  4. 卒業研究は、授業の参加と研究への取り組み、卒業論文(課題設定・資料やデータ収集と分析・論文構成とテーマの考察、論理性、客観性・引用や参考文献と著作権法の遵守など)と卒業研究発表(プレゼンテーション)を評価し、評価観点別に到達度を基準化したルーブリックを用いて評価します。

入学者受入れの方針
(アドミッション・ポリシー)

求める学生像

上記の学位授与の方針や教育課程編成・実施の方針を理解し、以下のような意欲・態度・資質を備えた人を学生として受け入れます。

  1. 優れた洞察力と豊かな個性・行動力を持った人
  2. 教師を目指す上で十分な基礎学力を身につけている人
  3. 知識や技能を活用して課題を探究し、その解決に向けて考察できる人
  4. 児童等の成長を喜び、将来、教師として児童等の教育に関わりたいという強い意志を持っている人
  5. 豊かなコミュニケーション能力を持ち、多様な人々と協働して様々な問題に積極的に取り組める人
  6. 教育に対する熱意と使命感を持っている人

入学前までに身につけておくべき力

  1. 知識・技能
    • 高等学校までに共通して学ぶ教科・科目についてのバランスのとれた幅広い基礎学力と基本的生活習慣を身につける力
  2. 思考力・判断力・表現力
    • 社会に幅広い関心を持ち、主体的に考えようとする態度や、聴く、話す、読む、書く力、他者との良好な関係を構築するためのコミュニケーション力
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    • 自分の考えを持ち、様々な活動への積極的な参加