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2026.05.14

心理臨床学科
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 甲南女子大学の梅崎先生の主導のもとで、本学教員も協力して、熊本市内の幼稚園を含む全国各地の幼稚園で子どもの社会情動発達(非認知能力発達とも言います)に関する調査を進めてきました。何と、この調査では、321名のお子さんとそのご家庭を、年少から小1までの約4年にわたって追跡調査を行ったというのが驚きです。一人ひとりのお子さんの変化を把握しながら、全体の変化パターンも捉えられるのが、この調査方法の魅力です。

 さて、結果はどのようなものだったのでしょうか。

 まず、がまん・集中できる力(制御・切替)が年少から少しずつ上昇することが分かりました。幼児期は、落ち着きのなかった子どもも発達とともに少しずつ落ち着いていくことが見えます。

 知的コンピテンスは年中で上昇し、運動コンピテンスは年中〜小1で長期的に伸びることが分かりました。知的活動や運動経験で自信をつけていく姿が見えます。

最も目を引くのが、心のポジティブな成長がはっきり捉えられたことです。特に年中あたりで、多動の問題が減少し、思いやりが上昇、協調・共感する力や自分の意見を言う力も伸び、嫌なことをされた場面での「かなしい」という回答(感情理解)が増えました。小学校に入る前の幼児期が大切な心の成長の時期だというのが改めて分かります。

小1問題も実はこの幼児期の心の成長に原因があるかもしれません。そして、この成長や変化を支えるのは何でしょうか。これから、それを明らかにするための分析が続きます。また明らかになりましたら、お知らせします。その他にも、子育てや家庭環境・園環境の調査データも見ることができます。詳しくは以下のリンクをクリックしてご一読ください。

リンク:子どもの社会性の発達研究プロジェクトの調査結果