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幸福の国フィンランドと、あの日のバス停(保育・幼児教育専攻フィンランド研修)
NEWS BLOG
2026.11.05
10/28 北欧フィンランドにおける、保育・幼児教育専攻の研修も後半です。
日曜は、ルーテル教会の礼拝と日曜学校のボランティア体験をしました。フィンランドの礼拝は、厳かなのに、不思議と飾り気がありません。この日も、若者や子ども連れの家族をはじめ、地域の人々でにぎわっていました。いうなれば、公民館の年中行事。人々が世代を超えてつながる温かな空間は、なんだか懐かしく、私たちも和やかな時間を過ごしました。


秋晴れの月曜日には、公立保育所を訪問しました。海沿いの小さな保育所には、子どもたちの笑顔があふれていました。フィンランドの保育園の様子は、あらためて別の記事でもご紹介したいと思います。


ヘルシンキ大学にも訪問しました。学食でランチをし、教授による特別講義を受けました。フィンランドの保育についてのお話は、参加者にとって多くの気づきを与えてくれました。お話の最後の言葉が印象に残っています。

「大学生である今の時間を大切に。そして大学で先生や環境を大いに活用してください」
本当にその通りだと頷いてしまいました。大学生でいられるかけがえのない時間は、思っているよりもずっと短いのですよね。
帰国の朝は、フィンランドで、日本晴れ。少しの寂しさと、やり遂げた心地よい疲れを抱えて、空港に向かいました。みんなの表情を見ながら「この研修は、それぞれにとって、どんな時間だったのだろう」と考えました。日本では出会えない風景や価値観に触れた体験は、自分自身を見つめ直すきっかけにもなったと思います。また、フィンランドで出会った人や風景は、参加者の心を動かし、何かを残したはずです。今はまだわからなくても、きっと静かに影響を与えていくものだと思います。私がそうだったように。

思えば、私が初めてフィンランドを訪れたのも、大学三年生の秋の日でした。あれから長い年月が流れました。今でも、空港に降り立ったときの空気の冷たさを覚えています。たくさん研究もしましたし、素晴らしい場所にも数えきれないほど足を運びました。でも、不思議なことに、今でもふと思い出すのは、バス停で見知らぬ人と交わした何気ない会話だったりします。
参加者も、これから先、世界一幸福な国で過ごした日々を、何度も思い出すでしょう。そのとき、それぞれに何を思うのでしょうか。旅は、まだ続いているのかもしれません。
本研修が、学生一人ひとりの未来を支える、小さな学びの原点になりますように。
(引率M)
