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2023.08.24

お知らせ

8月18日(金曜日)から20日(日曜日)までの2泊3日、阿蘇プラザホテルをメイン会場に、本学ダウン症支援部の学生の企画と全面支援の下、第46回日本ダウン症協会熊本支部夏季療育合宿(こばとのサマーキャンプ)が行われました。

ダウン症支援部は、通常は毎週土曜日の午後に熊本県身体障がい者支援センターで同支部の療育活動を全面的に展開しており、21年目となります。活動はももぐみ(乳児)、あかぐみ(幼児)、あおぐみ(小学生)、きぐみ(中高生)、みどりぐみ(成人)の5つのグループに分かれて、全学年で50名を超える学生が支援にあたっています。

キャンプはコロナ禍の影響を受けて、一昨年度までの3年間は実施されず、昨年度は保護者の企画で1泊2日の開催となり、今回5年ぶりに通常の2泊3日で、学生が企画から当日の運営を主導しての開催となりました。

1日目は、当事者・保護者・きょうだいと学生との語らいの時間の後に、先月8日に開催された日本ダウン症協会熊本支部の設立50周年記念式典で紹介された会の歴史や20年前の学生の活動写真等のスライドショーを見て、交流を深めました。

2日目は、日中は各くみに分かれての活動で、主な活動として、ももぐみとあかぐみはボディペインティングとプールでの水遊び、あおぐみはプラ板でのキーホルダー作りと夏祭りで着用する法被作り、きぐみとみどりぐみは阿蘇神社と門前町の散策と食べ歩きを行いました。

2日目の夜には夏祭りを企画し、当事者だけでなく保護者やきょうだいの真剣なまなざしで各くみの夜店の出し物に参加して、楽しく過ごすことができました。

3日間を通して、各くみとも当事者と保護者のみなさんにたくさんの笑顔の花が咲き、「楽しかった」との声がたくさん溢れていました。

学生のみなさんは全員が対面での療育キャンプが初めての経験となりましたが、保護者の全面的なサポートもあり、2泊3日寝食を共にして関わる中で、コロナ禍でなし得なかった「対面で接する」ことの本質である「当事者との距離」「保護者や家族との距離」を縮めることができて、後期からの療育活動が一層深まりのあるものになるのではないかと期待しています。

(文責:顧問/副学長 河田将一)