WEB出願 入試情報 入試情報 資料請求 資料請求

2024.06.20

総務課広報室

6月9日(日曜日)に、本学体育館にて、本学ダウン症支援部の学生の企画と全面支援の下、日本ダウン症協会熊本支部運動会を行いました。

ダウン症支援部は、コロナ禍収束後の現在は、月1回土曜日の午後に熊本県身体障がい者福祉センターで同支部の療育活動を対面形式で展開しており、本年度で22年目の活動を行っています。活動はももぐみ(乳児)、あかぐみ(幼児)、あおぐみ(小学生)、きぐみ(中高生)、みどりぐみ(成人)、ひまわりぐみ(きょうだい:イベント時のみ)の6つのグループに分かれて、全学年で40名を超える本学の学生が支援にあたっています。

運動会はコロナ禍の影響を受けて昨年度に再開し、今年度は再開2年目となりました。

当日の天気は雨で、しっとりとした空気の中での開催となりました。短期間でたくさんの準備をしてきました。学生全員で円陣を組み、自分たちも楽しみながら参加されたみなさんにも楽しんでいただけるよう気合いを入れました。

ももぐみは、「変身!動物レース!」と題して、動物になりきってゴールを目指して、最後に得意なことや現在頑張っていることにチャレンジしました。子供たちは学生と一緒に最後まで取り組み、笑顔で溢れていました。

あかぐみは、「ボール運びリレー」を行いました。フラフープを使ったり、乗り物に乗ったりしてみんなで協力してボールを運ぶことができました。子供たちの元気で活発な姿をたくさん見ることができ、学生と子供たちの絆を深めることができました

あおぐみは、「LET’Sパズル」と題して、普段の土曜日の活動で両面テープを外したり、前月の活動で行った色踏みをしたりしながら、子供たちが全員で協力して見事にパズルを作りあげました。

きぐみ・みどりぐみは、合同で「借り物・借り人競争」をしました。参加者全員で協力しながら出されたお題をクリアすることができ、素敵な笑顔が輝いていました。

ひまわりぐみは、「コロコロ集まれ」と題して、カードに書かれたお題をクリアしていきました。友達と協力してお題をクリアし、🌻のメダルをゲットしてニコニコ笑顔が溢れていました。

最後は、コロナ禍前まで行われていた運動会の醍醐味でもある「全体リレー」を復活させることができました。当事者とその家族にもご協力をいただき運動会に参加した全員が輝く場になったと思います。また、「全体ダンス」では、長らく大切にされてきた2つの曲を踊りました。その時のみなさんは、生き生きと輝いていて感動しました。

全体を通して、各くみとも当事者ときょうだい、そして保護者のみなさんにもたくさんの笑顔の花が咲き、「楽しかった」との声がたくさん溢れていました。

1年生の新入部員のみなさんも準備の段階から積極的に協力してくれて、先輩たちとの関わり、当事者とその家族との関わりからたくさんのことを得ることができたのではないかと思います。今後の土曜日の活動、そして最大イベントである8月の療育キャンプが一層深まりのあるものになるのではないかと期待しています。

文責  顧 問 / 人文学科長 : 河田 将一

 総リーダー・各くみリーダー 一同