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2024.07.08

児童教育専攻
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【理科フィールドワーク方法学修を実施しました】

 初等教育の理科教育課題の一つに「地域に存在する教育資源の教材化と活用法」があります。教員には,地域に存在する多様な教育資源を授業の教材として取り上げ,積極的にそれを活用することが求められています。しかし転勤の多い教員にとっては,それはとても難しいことであり,教育的課題となっている例が多数あります。これを解消するため,地域の博物館に勤務する専門家を活用したり,教員自身がフィールドワークをするスキルを持つことが必要です。

 今回,「理科演習Ⅱ」を選択している3年次生が,御船町恐竜博物館のご協力のもと,化石で有名な御船町で「フィールドワーク方法学修」を実施しました。今から9000万年前に堆積した御船層群という厚い堆積岩層では,貝化石などが数多く産出します(写真1)。

 学生たちは岩石中に潜む9000万年前の貝化石から,当時の熊本県の自然環境の情報を読み取るトレーニングを楽しくおこないました。また御船層群によって形作られている地域を歩き,地層や岩石から古環境が理解できる情報を得る方法を学びました(写真2)。

 ご支援をいただきました御船町恐竜博物館の職員のみなさま,いつもほんとうにありがとうございます。