NEWS & TOPICS
キャリア・イングリッシュ専攻 専門教育科目【プロジェクトデザインⅠ~Ⅱ】vol.1
NEWS BLOG
2025.12.11
キャリア・イングリッシュ専攻では実用的な英語学修だけでなく、現代社会で求められる課題を設定し、その課題解決能力や論理的思考力などを身に着ける学修を取り入れています。
今回紹介するプロジェクトデザインⅡは、学生が企画からプロジェクトの運営まで行い、自らが主体的に学ぶことを求められる授業です。企画や準備には長期間を要し、実際の運営では状況によって柔軟な対応が求められます。


2025年度前期の授業では3つのプロジェクトが企画されました。今回は、九州ルーテル学院インターナショナルスクール小学部のサマースクール期間に大学生とインター校の小学生、そしてサマースクールに参加している小学生との交流をテーマとした企画をご紹介します。
-プロジェクトのテーマ/内容を教えてください
九州ルーテル学院ならではの多様な人が集まる環境を活用し、学院内での交流を行うこと、インターナショナルスクールの背景から得られる多様性と国際的な視野を広げることを目標にプロジェクトを企画しました。内容としては、私たち大学生が小学生と英語を使ってゲームをし、交流を深めるというものです。


-準備段階で大変だったことはありますか?
普段関わることのない小学生との交流は不安がありました。これは、実施日前日に小学部に訪問したことで学校の雰囲気を知ることができたため、その不安を和らげることができました。
-実際にプロジェクトを行ってみての感想を教えてください
小学生との交流を深めるために、英語しりとりとフルーツバスケットのゲームを用意しました。
英語しりとりでは、グループワークを通して協力してゲームを楽しんでくれました。私たちはサポートに入りながら一緒に考えることができました。ほとんどが6~7歳の子たちだったにも関わらず、英語力と発想力にはとても驚かされました。


フルーツバスケットでは、想定外に本来の遊び方と違う方向に行ってしまいましたが、小学部の先生方がサポートに入ってくださり、もう一度本来のルールで仕切り直すことができました。最後にはみんなが楽しんでくれたので本当に良かったと思いました。いくつかパターンを考えていたにも関わらず、予想外のことが起きたことで、臨機応変な対応はとても重要なことだと学びました。


授業後に小学生の感想を聞いて、「お姉さんたちが来てくれてすごく楽しかった。絶対にまた来てね。」とコメントをしてくれた子供たちが多く、とても言葉にならないほど嬉しく、達成感と感動を得ることができました。
-授業の感想を教えてください
自分たちで企画することで、何を目標にするのかを認識したうえで、プロジェクトを実施することが大切だと思いました。話し合いが進み、プロジェクトが形になってくるにつれ、リスクなどパターン化して考えなければならないことがたくさん見えてきて大変でしたが、その都度様々な仮定を立てて準備をすることでプロジェクトへの期待を高めることができたと思います。


-担当教員によるコメント
英語が好きな学生たちが企画した楽しいプロジェクトでした。チーム力がよく、楽しそうに、計画的に少しずつ企画を進めている様子が印象的でした。当日は思うようにいかなかったこともありましたが、子どもたちがとても喜んでくれ、企画者も参加者も全員が笑顔になっていました。子どもたちに「また来てね!」と言ってもらえ、満足な結果になったと思います。