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第1回キリスト教特別講演会を開催しました。
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2025.08.08
在学生の方へ
一般の方へ
8月5日(火)、大学チャペルにて第1回キリスト教特別講演会を開催し、170名超の学生、教職員が参加しました。
講師に国際政治学者でキリスト教に造詣が深い、熊本県立劇場館長、学校法人鎮西学院学院長・学長の姜尚中氏をお招きし、「誰に対して隣人になれるか—善きサマリヤ人の現代的な意味」と題して、ご講演いただきました。

姜氏は、グローバル化する現代においては、ボーダーレスが進んだ世界で「融合する力」と「異質なものを排除する力」がせめぎあっているとしたうえで、今日の不安定な地域情勢や国内で発生した事件等の実例を挙げながら、新約聖書のルカによる福音書に記されている「善きサマリア人」のエピソードのように、実際に困った人を助けることで、良き隣人となることが重要であり、その原動力となるのは「憐み、憐憫(pity)」の感情であると述べられました。
質疑応答では、3名の学生が質問し活発な意見交換を行い、有意義な時間となりました。



このキリスト教特別講演会は、従来、合宿研修を通して九州内各地のキリスト教関連施設等を訪問していた「サマーキャンプ」に代わり、学生、教職員が著名な学識経験者等からキリスト教に関する講演を聞き、知識の増進及びキリスト教精神を涵養することを目的として企画したものです。
今後も宗教センターでは、本学の学生、教職員のキリスト教活動の活性化のための企画に取り組みます。